STAFF BLOGスタッフブログ

投稿者:大山 あかり

2018/02/16

短編集のふりをした長編小説

「具沢山たらこパスタを作ろう!」

具材を炒め始め、パスタをゆでようとしたら、

パスタがないことに気づきました。

どーも、大山です(-ω-)/

 

さて、今回は大山の一番好きな小説を紹介しようと思います。

こう見えて(←どう見えて?)ワタクシ小説が大好きでございます。

 

伊坂幸太郎「チルドレン」

「俺たちは奇跡を起こすんだ」
独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々-。
何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

伊坂幸太郎の小説はユニークなキャラクターが多いことで有名ですが、

チルドレンに登場する家裁調査官の陣内のセリフがカッコイイ!!!

 

「少年と向かい合うのに、心理学も社会学もないっつうの。あいつらは統計じゃないし、数学でも化学式でもない。だろ?それに、誰だって自分だけはオリジナルな人間だと思ってるんだよ。誰かに似ているなんて言われるのはまっぴらなんだ。俺は、ジョン・レノンに似ていると言われるのだって我慢できないね。それなのに調査官が、「ああ、こいつはこういう家庭環境のパターンね」「これは以前扱った非行と同じケースだね」なんて型にはめられたら、愉快なわけがない。だろ? バレンタインデーで、周りの男と同じチョコをもらうのと同じだよ。好きな子からもらって、喜んで開けたら、みんながもらっている義理チョコと一緒だった、というのと、同じくらいの悲劇だよ。悲劇は不要だ。調査官は、担当する少年が、「他の誰にも似ていない、世界で一人きりの奴」だと思って、向かい合わないと駄目なんだよ。
子供のことを英語でチャイルドと言うけれど、複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレンだろ。別物になるんだよ。」

「そもそも大人が格好良ければ、子供はぐれねえんだよ」

 

読みたくなりましたか?

読みたくなりましたよね?( *´艸`)

ぜひぜひ~♪

 

CONTACT資料請求こちらのフォームからご請求ください。 スタッフ手づくりのパンフレットをお送りいたします。 arr

pagetop